2009年7月12日日曜日
オーストラリア視察01/浅過ぎる捕鯨調査
先週からなぜか真冬のオーストラリアに“視察旅行(X51.ORG佐藤氏のマネ)”に行ってきました。
何個か今後引っ張れそうなネタを拾ってきたのですが、まだなんとも整理がつかないのでダラダラとこの編集後記ページに上げてゆきます。
まずはシドニー近海でWhale Watchingに行った時の模様。
冬の寒さをしのぐため北上する鯨を観るにはこの時季が絶好とのことで、ガイド女史(シドニー在住10年)に連れていってもらいました。
はっきり申しますと「おい、日本人がクジラ観にきてるぜ! 食べられるから早く逃げた方がいいぜ」的な展開を豪州人から見舞われることを半ば期待していたのですが、全くの見当外れ。
同乗の現地人研究者には丁寧に潮噴きの見つけ方を教えてもらいました。
船で近づいていい距離は年ごとに変更されるのですが、今年は300メートルまでが限界。
そのあと鯨の興がのって近づいてくる分にはいいとのこと。
船酔いにめげそうになりながらも後半にはアクティブなザトウクジラが現われ、見事にジャンプするところまで観られたのですが、その瞬間の写真は撮れず。
動物系写真家諸氏の苦労を痛感しました。
帰り際にガイド女史と雑談。
「景気は?」「美味いレストランは?」等に紛れて、
「日本人なのにオーストラリアで鯨ガイドしててなんか問題ないですか?」と質問。
「観光シーズンのこの時季と日本が捕鯨する夏(2月頃)は鯨が新聞の一面に載ることが多いです。“さぁ、鯨を観よう”っていうのと“日本の船がここまで捕りにきてる”っていうことで。だから捕鯨のシーズンは日本人であることを強調したくはないですよね……」
悪いこと聞いたなって気と、いいこと聞いたなって気と。
(続く)
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